牛乳(カルシウム)だけでは骨は強くなりません

 骨を強くするには、一般的にカルシウムが必要と言われていますが

カルシウムだけでは骨は強くなりません。

カルシウムが豊富な食品と言えば牛乳ですが

牛乳を飲んでいても骨が強くなるわけでもなく逆に飲み過ぎると骨が脆くなる可能性もあります。

牛乳を飲むとお腹が痛くなったり下痢になったりする人もいます。

下痢を起こしてしまう人は牛乳が身体に合わないので無理して飲む必要もありません。

下痢になってしまうのは牛乳に含まれる乳糖を分解できない為に起こります。

乳幼児のときは母乳中の栄養素を利用するために 

乳糖を分解するラクターゼと言う酵素を作ることができますが、

母乳の必要性がなくなるとともにラクターゼを作る働きがだんだん弱くなっていきます。

大人になってラクターゼを作ることができない状態を 「乳糖不耐性」といい

黄色人種と黒人のほとんどの人が 程度差はありますがそうなるようです。

ちなみに発酵食品であるヨーグルトやチーズは

乳酸菌によって乳糖がある程度分解されていますので下痢にならなかったりもします。

牛乳に含まれる乳糖を分解できないと 

タンパク質やカルシウムなどの栄養素を吸収することができなくなってしまいます。

強い骨を作るには?

強い骨を作るには、カルシウムだけでなく 

マグネシウムやリンなどのミネラルも摂ることが必要です。

マグネシウムはカルシウムの2分の1の量を摂るのが理想ですが、

牛乳にはマグネシウムが カルシウムの10分の1くらいしか含まれていません。 

「カルシウムが強い骨を作る」といわれていますが 実際は、リン酸カルシウムとリン酸マグネシウムです。

そして、タンパク質が結合してアパタイトという組織を作り骨を強くしています。

また、これらの材料だけでは骨を作ることもできません。

他にも、 亜鉛やマンガン、ホウ素、ビタミンB6やC、Kなどのビタミンとミネラルも必要でタンパク質も必要です。

マグネシウムは血液中のカルシウムとタンパク質、リンの割合を調節し、

血液が過度にアルカリ性、あるいは酸性に傾くのを防いでいます。

牛乳はマグネシウムが少なく、リンやタンパク質によって 血液を酸性に傾けてしまい、

これを中和するためにカルシウムが失われてしまいます。

実際に牛乳を多く飲む子どもほど骨折率が高かったり、

牛乳を飲むお年寄りに骨粗鬆症の発生率が高くなっていたりもしています。

栄養素は互いに影響し合って機能していています。

ある栄養素だけ摂っても実は意味がなくバランス良く栄養素を摂取する必要があります。

つまり色々な食材からバランスよく栄養素を摂ることが大事だということです。


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